七曜は太陽を中心とした惑星(地球を除く)を神格化したもので、これに日蝕・月蝕の羅ゴ(「目+候」)・計都星を加えて九曜とします。
関係経軌としては「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」(「宿曜経」)、「七曜攘災経」、「七曜星辰別行法」、「梵天火羅九曜」などがあります。
九曜は星曼荼羅や現図胎蔵曼荼羅などに描かれますがその姿はもととなる経軌が異なるのか、いくぶん違いが見られます。
以下、七曜・九曜の尊名と星曼荼羅において配される方位です。カッコ内は別称です。
また、胎蔵曼荼羅では下記のように最外院の四方にそれぞれ配されます。
画像左から1.日曜(太陽・日星・日精)、2.月曜(太陰・月星・暮太陽)、3.火曜(火星・ケイ惑星・火精)
4.水曜(水星・辰星・水精)、5.木曜(木星・歳星・木精)、6.金曜(金星・太白星・金精)
7.土曜(土星・鎮星・土精)、8.羅ゴ星(黄幡星・蝕神頭・太陽首)、9.計都星(彗星・豹尾星・蝕神尾・月勃力)
このページは以上です。
Copyright 高野山霊宝館 All Rights Reserved