重要文化財である伽藍御社(山王院本殿)3棟の屋根葺替え工事が5月頃より準備が進められてきましたが、このほど完成し、平成16年9月19日上遷宮が厳かに行われました。
こうした屋根葺替え工事は20数年ごとに行われるもので、屋根の傷み状況から本年に実施されたものです。
工事に際しては、一旦ご神体などを下遷宮し、工事終了にともなって本殿へと遷座することになります。同日午後23時過ぎ、同じ伽藍の御影堂より約200名程の配役方で渡御が行われ、無事、遷宮が終了しました。
薦(こも)を御影堂から御社まで敷き詰めます。 この薦の上を神様が歩かれるそうです。縄に榊(サカキ)を取り付けて結界を施します。
2004年9月19日
このページは以上です。
Copyright 高野山霊宝館 All Rights Reserved