この秋、霊宝館では、日本における数少ない古琴(こきん)演奏者の一人・橘田勳(きった いさお)氏をお迎えし、お話をまじえた演奏会を開催いたします。弘法大師空海も唐で耳にしたであろう古雅な調べ、あなたもぜひお楽しみください。
2010年10月10日(日)
入場無料
高野山霊宝館 迎賓館
午前の部 : 11:00〜11:45
午後の部 : 14:00〜14:45
曲目 : 憶故人(おくこじん)、普庵呪(ふあんじゅ)ほかを予定。※変更する場合があります
演奏 : 橘田勳(きった いさお)
中国音楽研究者。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。1999年より2001年まで、中国北京の中央音楽学院に音楽学の高級進修生として留学。袁静芳(えんせいほう)教授、林石城(りんせきじょう)教授等に指導を仰ぐかたわら、李祥霆(りしょうてい)教授に師事し古琴を学ぶ。現在、「中国近世における文人と音楽との関わりにおける多面性」を主たる関心領域として中国音楽史を研究しつつ、古琴の弾奏にもいそしむ。東洋音楽学会、日本音楽学会、民族藝術学会会員。
古琴
3000年の歴史をもつ中国の古い伝統楽器です。2008年に世界無形文化遺産に登録されました。精神修養の楽器として大切にされ、文人が身につけるべき4つの技芸「琴棋書画(きんきしょが)」の筆頭にあげられてきました。7本の絃をもつことから、「七絃琴(しちげんきん)」ともよばれます。琴柱はなく、「徽(き)」とよばれる13のしるしに従い、左手で絃を押さえ、右手で弾きます。バリエーション豊かな奏法も、魅力のひとつです。
秋期企画展で展示される絵画にも描かれています
お問合せ 高野山霊宝館 イベント係
電話 0736-56-2029(お席のご予約もできます)
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