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わが国への密教の伝来は、一般には平安時代といわれています。真言を唱え、印契を結び、修法(儀式)を行って諸々の願いの成就をはかってきましたが、この修法を行うにあたり、古代インドの生活用具を起源とする特別な道具や壇など各種の装置を用います。これらを総称して「密教法具」といいます。また密教の修法は大壇や護摩壇といった壇を前にして行われることが多く、そのため密教法具を壇具と称することもあります。
わが国には入唐八家をはじめとする留学僧によって多くの法具が請来され、後に国内でもつくられるようになりました。その他名だたる高僧の所持品として、修法の際の道具としてだけでなく、それ自体に対する信仰も生じているといえます。
「仏に祈りを込めた法具」展では、弘法大師住坊であった竜光院所蔵、弘法大師所持と伝承のある金念珠(期間限定)や、国宝・八大童子立像のうち矜羯羅童子(運慶作)、重要文化財・金銅五鈷杵、金銅三鈷杵などを含む、国宝1点、重要文化財17点、和歌山県指定3点、未指定7点、合計28点を展示公開致します。
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