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高野山 霊宝館(れいほうかん)

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展覧会について

特別展・企画展

高野山の神々展
期間:2005年4月29日〜7月10日

展覧会ポスター高野山は内八葉外八葉と呼ばれる峯々の盆地にあり、真言密教の聖地として胎蔵界曼荼羅の中台八葉蓮華にみたてられ仏身浄土といわれております。この様な密教相応の地を弘法大師は朝廷に奏上し弘仁7年(816)に下賜されました。そこで大師はまず堂塔建設の最初として伽藍に高野山へと大師を導いた狩場明神、本地の地主神である丹生明神、十二王子百二十番神を勧請し祀りました。この勧請は大師の啓白文によると、百二十眷属諸神は三十神ずつ四方に分かれ、高野山の四方を鎮め、毎月三十の神々は、日々交代をして両明神と共に人々を守り、伽藍を護持し給えと念ぜられています。また高野山の開創は大師が中国よりの帰朝に際して航海の無事を祈り諸神に対して立てた誓願を果たすためでもありました。

高野山にはこれら大師が勧請した神の他、訶梨帝母等の密教系天部の神々や日本古来の八幡神などの神々が密教と密接な関係を維持しながら、個々の形で高野山においても厚く信仰されてきました。

本企画展においてはこの様に弘法大師によって開創当時から勧請信仰されている神々、また信仰の途絶えてしまった神々をも国宝3件6点・重文12件13点・未指定34件45点の文化財によって「高野山の神々」として展示いたします。

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