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第11回大宝蔵展

第11回大宝蔵展-「真然大徳と高野山の名宝」-展示リスト

平成2年8月1日~9月15日

御挨拶

伝燈国師真然大徳は弘法大師をつぐ高野山第二世の祖師である。大師入定後万事不如意の状態にあって鋭意努力して整備し日本仏教の一大中心としての高野山の基礎を築いた高僧である。国師は寛平三年(八九一)九月十一日八十八歳の高齢をもって中院に入寂された。本年が国師の千百年御遠忌にあたり、高野山真言宗は九月八日から一四日にわたり大法会を催す。

これに呼応た高野山霊宝館は八月一日~九月一五日にわたり第十一回高野山大宝蔵展を開催し真然大徳の有縁の宝物を公開展示するのであるが、大徳の時代は高野山草創期にあたり、その経営は極度に困難であり制度も整わず在住僧徒も少なく記録を残す余裕もなかった。
国師ののこした直接の記録が見あたらないのはむしろ当然であるかもしれない。

高野山霊宝館館長 山本 智教
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