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第24回大宝蔵展リスト

第24回大宝蔵展「伽藍御影堂と弘法大師信仰」展示リスト

平成15年7月20日~9月10日

ごあいさつ

御影堂は、もと十大弟子の一人である実恵僧都が大師の行法のために建立されたお堂で、念誦堂、持仏堂と呼ばれて居りました。その後、祖師大師の御影をお祀りする御影堂となり、現在では高野山住侶が日々行法し御供養を勤めて居ります。

この御影堂に納められました大師自らお書きになられたと伝えられる御著書、あるいは唐より請来されたと言われる伝来品、その後お大師様のもとにと信者の方々が奉納された品々を中心に今回の大宝蔵展を致します。

これらの文化財はもと御影堂の後蔵に納められて居りましたが、今は霊宝館の収蔵庫に収納されて居ります。

然しまだ、大師が唐より求法を終え日本に帰国の途上、明州の浜より此の三鈷が日本に帰って留まった処を真言密教の根本道場とするという誓願のもと、本国に向かって投げられた飛行三鈷は今もなお御影堂の内々陣に納められて居ります。この三鈷は普段は殆ど皆様にお目にかける事の出来ない重宝ですが、今回弘法大師入唐求法一千二百年を記念致しまして特に展示を致しました。

この機会に是非、此等の文化財を御覧下さり大師の威徳を偲んで頂ければと存ずる次第です。

平成15年7月20日 高野山霊宝館長 長澤 光倫
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