重文|一棟|普賢院|江戸時代|昭和40年5月29日指定
寛永年間(1624年〜1643年)に行人(ぎょうにん)方によって造営された、金剛峯寺裏山にまつられていた東照宮の四脚門を、明治25年(1892)になって移築したものといわれています。
四脚門は唐門(からもん)とも呼ばれる形式で、軸部は丹塗(にぬり)で、蟇股(かえるまた)・木鼻等の彫刻には極彩色を施しています。
この四脚門の規模は小さいのですが、細部の手法はよく江戸時代初期の特徴を示し、県内では数少ない唐門のうちの一つでもあります。平成8年に全面解体修理が完了し、それまで屋根が銅板葺であったものをが、もとの檜皮葺に戻され、彩色も復元されました。
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