重文|一棟|附宝篋印塔|五基|桃山時代|清浄心院|昭和40年5月29日指定
常陸国佐竹藩主であった義重(1547年〜1612年)の霊屋(たまや)で、方一間という小規模ながらも、屋根は切妻造、檜皮葺(ひわだぶき)としています。
正面向かって右の柱に 『常陸国佐竹為義重逆修造立之』左の柱に『慶長四己亥十月十五日』の刻銘があって、造立年代が明らかな点でも貴重なものです。
また、なんといっても特徴なのは、木造の卒塔婆形の角材を正面、側面、背面と40数本建て並べ、壁にしている点において、極めて類例が少ない霊屋(たまや)ということができます。
写真中:慶長四己亥十月十五日 写真右:常陸国佐竹為義重逆修造立之
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