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高野山霊宝館とは

高野山霊宝館とは

高野山霊宝館の概要

高野山霊宝館の概要
高野山は弘法大師の開創以来、12世紀にわたる長い歴史の中で栄枯盛衰を繰り返し、今なお法燈を守り続ける真言密教の一大道場です。

開創以来、幾たびかの自然災害や明治初期の廃仏毀釈などで、山上の優れた文化遺産を焼失、散逸させてしまいましたが、現在なお117ヶ寺に有する文化財は膨大な量を誇り、まさしく文化財の宝庫、宗教芸術の殿堂と呼ばれる所以がここにあります。さらに、平成16年(2004年)にはユネスコ世界文化遺産に登録され、国境を越えた世界共通の宝物として注目を集めています。

高野山霊宝館は、こうした高野山内の貴重な文化遺産を保存展観する施設として大正10年(1921年)に有志者の寄付と金剛峯寺によって開設されました。この時に建てられた本館は、平成10年(1998年)に登録有形文化財として指定されています。昭和36年(1961年)には大宝蔵を増設し、山内の国指定有形文化財(美術工芸品)の大半を収蔵することになりました。さらに近年にも指定物件は増え、昭和59年(1984年)、平成15年(2003年)と続いて、収蔵庫が増設されました。

現在では国宝21件、重要文化財148件、和歌山県指定文化財17件、重要美術品2件、合計188件、約2万8千点を収蔵するほか、未指定品になりますと約10万点を数える収蔵量を誇っています。これらの膨大な資料を収集・保管する当館は、夏期特別展のほか、年間を通じて企画展や特別陳列、常設展示を企画し、展示公開にあたっています。
霊宝館入り口
外観
外観
大宝蔵
大宝蔵

高野山霊宝館設立と沿革

1920年9月30日
高野山霊宝館の建設が竣工
1921年5月15日
高野山霊宝館開館式を挙行。初代館長として金剛峯寺座主:土宜法龍大僧正が就任
以後、館長には歴代座主が就任
1957年9月16日
財団法人高野山文化財保存会が設立され、高野山霊宝館がその管轄下におかれる
1961年5月
「高野山大宝蔵」完成。当時としては日本最大とされた
1984年4月2日
新収蔵庫が完成
1988年5月5日
高野山霊宝館五棟が登録指定文化財(建造物)に指定
2003年6月30日
平成大宝蔵が完成
2005年6月30日
拝観受付所、事務所新設工事が完了
2013年5月21日
財団法人高野山文化財保存会が、公益認定を受ける
昔の風景写真

よくある質問

Q1. 八大童子は展示されていますか。

A1. 八大童子などに限らず、国宝・重要文化財などは常に展示されているわけではありません。
現在、霊宝館では、企画展、特別陳列、大宝蔵展といった展覧会を開催しており、こうした展覧会の内容に即して展示される場合もあります。事前にお問い合わせいただくことをお勧め申し上げます。
Q2. 休館日はありますか。

A2. 現在、休館日はありません。
ただし年末年始のみ休館日を設けております。
Q3. 車イスで拝観できますか。

A2. 館内には車イスが数台ございますが、本館は古い建物ですので、階段、段差がございます。車イスでお越しの場合は、係員にお申し出ください。
※開館時間・拝観料、交通アクセスについては「利用案内」をご覧ください。
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